【今日のヘブ語:グジヤ】 ハーフトップ、スポーツブラ
グフィヤ=タンクトップ、ハ
ジヤ=ブラジャー からの造語で グジヤ。
タンキニ(タンクトップビキニ)とは違い、お腹の部分は隠れません。
さて、ネットのニュースから。
ある女性が、自分の娘の下着を買おうと大手肌着メーカー「デルタ」の店に入った時、
たまたまこんなのを見つけました。
5~6歳児用のスポーツブラ、グジヤ。
「なんですってぇ! 未就学児にこんなものを!!!!!」
何かに怒ったこの女性が、Facebookに投稿して拡散。ネットでちょっとした騒ぎに。
こちらが、実際にネットでも販売している子供用のスポーツブラ
日本人の皆さんなら、「え、だから何?」って思うでしょう。
「だって、まさかスポーツブラだけで町を歩くわけじゃないでしょ?」
そのまさかでね。イスラエル人はスポーツブラだけで平気で町を歩くんですよ。
保守的なのか斬新的なのかさっぱり分からないこの国。
「幼稚園児にスポブラなんて、将来どうなるか」「性犯罪が増長する危険がある」という意見と、「買わなければいいだけ」「親の意識の問題」という意見とが拮抗しています。
メーカー側は、「需要があるから作ったんだし、そこそこ売れているんですけどね。まぁそんなに言うなら店頭からは片付けるけれど、ネットでは継続して売ります」と。
日本人の私も、住み始めた当初はカルチャーショックがかなりありましたが、今はすっかり慣れてしまったため、この問題のどこがどう悪いのか理解できませんでした。
それを言うなら、ユナイテッド航空で話題になった、レギンス。
イスラエルでは、女児にレギンスやショートタイツを履かせる親がすごく多い。
日本でも子供用のレギンスやタイツは昔からありますが、「素足は寒いからスカートの下に履くもの」という認識ですよね。
三分丈ショートタイツは「パンツが見えると困るから」という理由で、やはりスカートと重ね履きします。
しかしイスラエルでは、スカートの下に防寒や身だしなみのために履くのではなく、まさにレギンスだけ・タイツだけです。
夏は薄い生地のショートタイツなので、体の線がクッキリ出ます。長めのTシャツを着てお尻までを隠すということもしないし、子供だから捲くり上がっても気にしません。
スポーツブラよりもよほど性的な印象があるのですが、この国では「女児の当たり前の服装」としてまかり通っています。
何年住んでも、この国のファッションセンスは理解できません。
職場の冷房がきついため、真夏でも五分袖七分袖を着る私に、「宗教者みたい」「日本人って腕を出したらいけないの?」と人は言います。
日本人はアンタ達みたいに、B地区ギリギリまで胸を出したり、ゴリライモみたいな醜い腹部をさらけ出す服装はしないの。
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