先日、日本の対韓国の輸出関連の記事を書いたとき、「イスラエルは完全に韓国寄り」と書いたことにちょっとご意見をいただいたので。
イスラエル人の多くは、日本に対して比較的好意を抱いていますが、それは現代日本のことで、1945年以前の大日本帝国に対しては、旧ドイツと同様の憎悪を抱いています。

以前記事にしましたが、ヒロシマナガサキは当然の報いだと思っているイスラエル人が圧倒的に多い。
これは、イスラエルがアメリカ寄りだから原爆投下に賛成なのではなく、「日独伊三国同盟でナチス政権と組んだから、原爆を落とされても当然」なのです。
語学学校に通っていた時、先生に「日本人は原爆のことでアインシュタインやユダヤ人を恨んでいる?」と聞かれたことはありましたが、彼女に聞かれるまで、アインシュタインを恨むという発想はありませんでした。
アインシュタインが原爆そのものを作ったのでも、原爆投下のGOサインを出したのでもない。そして彼は日本人に謝罪しているから、アインシュタインのせいだと考える日本人はいないでしょう。
ところがユダヤ人にしたら、「アインシュタインが原爆の基礎を作ったから、敵を取った」と思うのです。原爆という言葉を当たり前のように使うし、原爆をバカにするジョークも耳にします。
こういう経緯がある以上、杉原千畝がどうのこうの!と恩着せがましく言ったところで、「たまたまマトモな人間が1人いた、それで罪が消えると思ってる?」としか感じない。
もちろん日本にいた日本人は、ユダヤ人がヨーロッパでどんな目に遭っているか?なんて知る由もなかったのですが。そもそもドイツやイタリアと同盟を結んだことだって、一般庶民は一体なんのことやらさっぱり・・・だったんだし。
こういった経緯があるため、『ドイツがユダヤ人を迫害したのと同じように、大日本帝国は中国韓国を侵略迫害していた』という虚構を簡単に信じてしまう。
いくら日本が「慰安婦に徴用工、ほぼデッチ上げです。すべて証拠を揃えて説明できます。そして戦後補償は全て済んでいます」と言ったところで聞く気はありません。
「ドイツだって補償は済んでいるが、未だに苦しむユダヤ人はいるんだ! 金を払って終わると思うな!」という理論に重ねる。その数値が捏造でナチスによるユダヤ人虐殺とは全く違うと言っても、「ユダヤ人大虐殺はなかったという奴らと同じだろう」としか思わない。
だからって、いつまでも黙っているから、韓国のやりたい放題になってしまう。
沈黙は金ではなく、敗北。それが世界基準。
でもバカと同じレベルでギャーギャーいえるかっていうと、これがね。

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